これまでサポートさせていただいてきた1人では片づけられない方たちには
片づけ方がわからないために片付けられない方は一部です。
地域指定のゴミの回収日に出せなく溜まり続ける、
ゴミの分別ができないまま部屋の中にゴミを溜め込んでいる、
このままではいけないと感じていながら、一人では抜け出せなくなっている方たちがたくさんいます。
下記のようなカウンセリングが必要なケースがありました。
カウンセリングが必要な片付けのご相談事例
1. 次々と買うことでモノが増え続けている
必要以上にモノを買ってしまう、「買い物依存」に近い状態の方もいます。
2.遺品として残されたモノたちがある
大切な亡くなった方との気持ちの中で決別が出来ておらず、
遺品の中で時間が止まったように暮らしています。
悲しみの中で片づける意欲も生きる意欲もなくしてしまっています。
3.孤独死していく人たち
(1)一人暮らしが長く片付けや掃除ができないまま忙しい日々を過ごしている。
他人の目がないために、仕事や日々のことで疲れた中で「自分のために片づける」ということを
やめてしまっています。片付けの習慣は「筋力」と同じで、やらなくなると「片付けよう」という気持ちも衰えてしまうのです。
(2)高齢化によるセルフネグレスト
体力の衰えと共に気力も年と共に衰えます。
その中で、「片付け」も「生きる気力」なくしてはできません。
4.片付けに必要な分類や整理の思考が苦手な方(ADHDなどの発達障害がある)
ルール付けや分類方法の決まりを決めてあげることで、片づけられるようになる方もいらっしゃいます。
【片付けができるレベルの分類】
◆レベル1
片付けのノウハウが分かればできる方たち
親に片付け方などの教育を受けてこなかった、
自分で片づける習慣を身に着けてこなかった。
→本、講座、セミナーなどで、ちょっとしたコツを身に着け、
モチベーションを持つことで片づけられるようになっていく方たちです。
◆レベル2
片付けることが嫌い。
日々の生活の中で「片づけ」や「掃除」に対する重要度を低く設定したり、
他のことが優先されてしまうため
そのための時間を作れないでいる人たちです。
→グループワーク、ワンツーマンレクチャーなどで、「片付け」が仕事の効率化や
人生の充実にどれだけ重要なのかを認識していただくことで
片づける時間を作るようになったり、
それでも忙しい方は「家事代行」などで、アウトソーシングしてでも
片づいた状態を手に入れられます。
◆レベル3
トラウマがある。家庭環境、生い立ちに原因がある。
「必要なもの」「必要でないもの」など自分の価値判断に自信が持てないために
「捨てる」判断が怖くて出来ないこともあります。
また、自分に自信がないことが「モノへの執着」を生んでいることもあります。
自分を素敵に見せてくれると信じる、化粧品や服。
知識を増やしてくれると信じる、本や雑誌。
楽しくて集めているの場合はいいのですが、「隠れた不安」から来ていることが時としてあります。
◆レベル4
レベル3の状態がより深刻になると
病(心の病気)(身体の病気)を持たれていることもあります。
<自己喪失>
特定の誰かから与えられているものを失うのが怖くて迎合してきた結果、
自分を見失ってしまった。
「自暴自棄」「セルフネグレスト」の状態になっている方もいらっしゃいます。
また、大切な誰かを亡くした後、その遺品と共に住み続けているなど、
それまでの自分の生活に戻れず、「過去」や「思い出」の中に囚われてしまっている状態の方もいらっしゃいます。
<自分の解放が必要な方>
自身のトラウマに縛られて生きている人
自分で入れた自己暗示にかかっている人。
自分への自己評価が低いために、潜在意識の中で「汚い部屋が自分には合っている」と思ってしまっていることもあります。
時には、片付けに厳しすぎる親の元で育ち、その反抗心から汚い状態をあえて作っている方もいます。
いずれにしても、
過去に受けた親の価値観の呪縛から解放することが大事です。
「片付けカウンセリング協会」では、片付けセミナーや片付けの代行では解決できない方たちの心理面からの解決を、片付けのサポートを行うことで目指しています。